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義兄は肺癌を苦にしない

義兄、やっと第一クールの治療に入るそうです。明日からまた入院です。
肺癌と解ってから一か月以上も長い入院検査・・・・ゆっくり過ぎてイライラします。
どうせ髪の毛は抜けるだろうから今のうちに丸坊主に散髪、入れ歯の手入れ、血圧、血糖値への薬を準備。

私が妻と結婚した当時は義兄は大手の建設業社に勤め、
危険物取り扱いの資格を持って全国の現場に職務を置いていました。
そのため住まいは転々としておりました。
そして義父は個人事業で建築物の外装業者の親方でした。
義兄が会社を辞め実家に戻って義父の職業を継いだのが40年以上も前。
やはり子供のためにも安定した住居が必要だったのでしょう。
それと次に書く精神病のため。
その頃から義兄と親密なお付き合いになりました。

義兄は生まれつきのアレルギー、喘息持ちでした。
高校では水泳部で体を鍛え、大学では空手で鍛えておりました。
そのままでいたらアレルギーを克服していたかも知れません。
大学を卒業して責任ある仕事に就いてから精神病を患い苦しんだようです。
ひどい胃潰瘍にもなりました。
歯も総入れ歯に。
かなり厳しい症状だったのですね。
アレルギー体質の人は精神面も弱いことが多いです。
入院先の先生は「結局タバコを止めたのが原因かな。タバコを無理に止める必要ない。」と。
しかし喘息持ちがタバコを吸うのはとても危険です。
まだお酒の方がましだろうけど体質的に受付無いようでした。
でも精神病って放置するとどんな病気よりも怖いのですね。
自殺するのはまだかわいい方と聞いたことがあります。
とは言ってもタバコを吸った方が良い、と言う先生、ちょっと無責任な気がします。

ハイライト・・・今ではきついタバコです。
ずっと一日に40本以上。
確かにこのタバコのおかげで精神病を克服し義父の仕事を継ぐことが出来ました。
その頃に私の実の父親は認知症で亡くなりました。84歳。
義兄は「タバコを吸う人は認知症にかからないよ」とよく言っておりました。
私は「そうそう、認知症になる前に肺癌で死ぬからね。」と笑って会話したことがありました。
今から思えばきつい冗談だったなぁ。
でも残念ながらこの家系も認知症家系で、実際、義母は88歳で認知症で亡くなりました。

最初に書いたように、義兄はもともと喘息の病気。
精神病は治ったけどその後も何度も喘息の症状は出ていました。
喘息の症状は、もちろん咳も激しいけど、ぜーぜーして息は吸えても吐けないのですね。
空気が肺から出てくれない・・・・出てくれたないから次の空気が吸えないのですね。
この苦しみをずっとしてきたから肺癌の症状なんか大したことは無かったのかも。
逆に言えば、喘息持ちでなかったらもっと早く肺癌の検査をしてもらっていたと思います。
早期発見出来たと思います。
いつもよりしんどくなって来たので喘息がひどくなったか、くらいに思っていたのですね。
それで診てもらったら・・・肺癌の疑い。。。
やっぱり定期検診は大切なのですね。

ステージ4

でも本人にとったら喘息や精神病よりもずっと軽い・・・?
義兄はそう思っているのでしょうね。

病院へ見舞に行っても家に戻っている間も、痛がったり苦しんだりしていませんでした。
いつもの笑顔で苦しい表情はありません。
ただだるくて、眠くて、歩きにくくて辛いとは言っております。
あちこち転移していて、特に骨にもしっかり転移しているので激痛のはず・・・・
病院の先生も不思議がっています。
いよいよ第一クール。

5年生存率 2% 可能性あり!

また囲碁を楽しもうね!


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いっぷく

私の妻は、12年前の火災で肺活量が半分になってしまった上に、縦隔嚢胞の手術も今年しているので、呼吸器の内科と外科に経過観察で、年に1度はCTを撮っています。
私は、20代に結核をやったようで、というのもあとになってから陳旧性の炎症が発覚し、結核好発部位だったのです。どおりで、当時微熱が長く続き、ラーメンの湯気でも咳き込んで食べることができなかったわけで(汗)
それ以降、健康診断のたびにそこがひっかかって、陳旧性だから「古傷」なんですが、何度かに1度はCT撮っています。
早期発見は大切ですが、定期的にそのような検診があると、そのたびに結果がわかるまでは緊張するので、そのストレスも長期的には体に良くないのではないかと思っています。
肺がんは、バチ爪になるといいますよね。どんな病気でも確かな前兆があるとわかりやすくていいななんて思っています。
by いっぷく (2023-11-02 00:14) 

HOLDON

>いっぷくさん、
いろいろ苦労されましたね。
肺というのは細胞が復活したり増えたりはしないのですね。
そのまま。
傷跡はいつまでも残ります。
私は銀行に勤めたこともあります。
そんな職場は定期検診とかとてもしっかりしています。
支店長付き運転手の方、毎年の検診をしっかり受けておられたのに肺癌でなくなりました。
しっかり定期検診を受けていても手遅れ?
我々、病気は症状があるので医者に行きます。
癌などは?
症状がなくても手遅れがある、定期検診受けていても手遅れがある・・・
これじゃ、誰だって精神的に参りますね。
いっぷくさんのお気持ち、十分に分かります。
私だって昔からストレスの胃潰瘍の跡が残ったまま・・・・
いつ胃癌になるのかね・・・・
お互いがんばりましょう!


by HOLDON (2023-11-02 11:05) 

ぼんぼちぼちぼち

喘息の苦しさは、あっしの弟がそうだったので、傍で見ていてよく知ってやす。
ほんとに辛そうでやすもんね。
でも弟も、タバコ吸ってやした。
タバコって、今はあっしも吸うのでよく解りやすが、
精神的ストレスを大きく軽減してくれるんでやすよね。
そのお医者様のご意見も頷けやす。
なんか、とりとめのないコメントになってしまいやした。すいやせん。
by ぼんぼちぼちぼち (2023-11-02 16:36) 

HOLDON

>ぼんぼちぼちぼちさん、
喘息持ちの弟さんがいらっしゃったのですか。
医者で処方されるのは一時しのぎのきついステロイド・・・
薬で治る病気じゃ無いですからね。
一方目に見えず襲うのがストレス。
これほど怖いものは無いですね。
このストレスをどのように捌くか・・・
お医者さんがしてくれるのは薬・・・薬は一時しのぎ・・・
タバコ、酒、そのほかに音楽、スポーツ、芸術・・・
色々持っている人は乗り越えられるのでしょうね。
と、思います。
by HOLDON (2023-11-02 20:35) 

桔梗

私みたいな者が言う資格など全くありませんが、
義理のお兄様、生き方がうまくなかったという面があったのかもと思います。私の乏しい人生経験ですが、
それはそれはずるい人や損得勘定のものすごい人、
人たらしと言うのでしょうか、上の者にうま~く可愛がられたり、自分に得になる者の見極めがものすごく、利用価値がなくなると容赦なく平気でポイする人など、多数いましたね。

そういう人たちは恩があるとか恩を返さないとという発想が全くないようです。いずれは報いが来ると思って何十年も見ていますが、表向きには全然来ていない・・・関係ないことをすみません。

お兄様の痛みが増しませんように、治療の副作用が少しでも出ませんようにと、完全部外者ですがお祈りさせていただきます。
by 桔梗 (2023-11-15 10:36) 

HOLDON

>桔梗さん、
お久しぶりです。
お気遣いありがとうございます。
義兄は幼い時から喘息で苦しみ、それが人生のハンデとなって精神的にも追い詰められていたのだと思います。
親に苦労させたくない・・・友人たちに気遣いさせたくない・・・
元気そうに見せたい・・・・
確かに真面目過ぎる人だったですね。
今まだ第一クールの入院中ですが頑張っているようです。
奇跡が起こること、期待しております。
ありがとうございました。
by HOLDON (2023-11-17 16:28)